三重県には、妊婦さんにまつわるちょっと珍しい風習があります。
それが、妊婦さんにアワビを贈る風習です。
伊勢志摩周辺では昔から、妊婦さんがアワビを食べると、「目のきれいな子が生まれる」と言われてきました。
実は私も、伊勢志摩に住んでいるわけではないのですが、妊娠中に伊勢志摩のお知り合いの方から、お祝いとしてアワビをいただいたことがあります。
もちろん、そのときからこの風習のことは知っていました。
「目のきれいな子が生まれますように」という願いが込められたアワビ。
私もありがたくいただきながら、娘がお腹にいた頃のことを思い出します。
そして今、娘が生まれてから改めて振り返ってみると、
「あのときいただいたアワビには、こんな願いが込められていたんだな」
と、なんだか温かい気持ちになります。
三重県では妊婦さんにアワビを贈る風習がある
三重県の鳥羽周辺には、昔から
「妊婦がアワビを食べると、目のきれいな子どもが生まれる」
という言い伝えがあります。
農林水産省の資料でも、鳥羽ではこの言い伝えがあり、妊娠したと聞くと、親戚などが雌雄つがいのアワビをお祝いとして贈る習慣があると紹介されています。
「アワビを食べれば、本当に目がきれいになる」という医学的な話ではありません。
これは、
「元気な赤ちゃんが生まれますように」
「目のきれいな子が生まれますように」
という願いを込めた、昔からの願掛けや縁起ものなんですね。
こういう昔からの風習って、知れば知るほど面白いです。
実は私も妊娠中にアワビをいただきました
ここからは私の話です。
私は伊勢志摩に住んでいるわけではありません。
でも、伊勢志摩にお知り合いの方がいて、妊娠中にお祝いとしてアワビをいただきました。
そのときはもちろん、
「妊婦さんにアワビを贈る」という意味も知っていました。
なので、ありがたくいただいて、
「元気な赤ちゃんが生まれますように」
と、私も願いながら食べた記憶があります。
そして、今になって思うことがひとつ。
私は一重、夫は二重。娘はまさかの二重でした
私は一重です。
夫は二重。
当時、私は「一重のほうが遺伝しやすい」というような話を聞いたことがあったので、
「子どもも一重かな」
と、なんとなく思っていました。
ところが。
生まれてきた娘は、二重でした。
もちろん、アワビを食べたから二重になったという科学的な根拠はありません。
二重・一重は、単純に「どちらの遺伝子が強い」というだけで決まるものではないそうです。
でも、今回ケンミンSHOWを見て、改めてこの風習を思い出したら、
「もしかして、あのアワビの願掛けが効いたのかな」
なんて、ちょっと思ってしまいました。笑
もちろん本当にアワビのおかげかどうかは分かりません。
でも、
「目のきれいな子が生まれますように」
という願いを込めていただいたアワビだったことを思うと、娘の目を見るたびに、なんだか嬉しい気持ちになります。
アワビを食べるのは「願掛け」だからこそ素敵
今回改めて思ったのは、これは「アワビを食べればこうなる」という話ではなく、赤ちゃんの幸せを願う気持ちそのものなんだなということ。
妊娠中って、無事に生まれてきてくれることを願ったり、元気に育ってほしいと思ったり。
今も昔も、赤ちゃんを思う気持ちは変わらないんですよね。
昔の人たちも、きっと同じような気持ちでアワビを贈っていたのかなと思うと、なんだか温かい風習だなと思います。
なぜ三重県ではアワビなの?
三重県、とくに伊勢志摩とアワビには、昔から深いつながりがあります。
鳥羽・志摩地域では、現在も海女さんによるアワビ漁が受け継がれています。
「鳥羽・志摩の海女漁の技術」は、2017年に国の重要無形民俗文化財にも指定されています。海女さんはアワビやサザエなどを素潜りで採る、伊勢志摩を代表する文化のひとつです。
また、三重県によると、県内で漁獲されるアワビはクロアワビ、メガイアワビ、マダカアワビの3種類。
主要産地には鳥羽市、志摩市、南伊勢町、紀北町などがあります。
そして、アワビは伊勢神宮との関わりも深い食材です。
鳥羽市国崎町には、伊勢神宮へ奉納する「熨斗鮑(のしあわび)」を調製する伝統が現在も残っています。
こうした伊勢志摩の海女文化や、アワビと伊勢神宮との長い歴史を知ると、
「三重県でアワビが縁起ものとして大切にされてきたのも、なんとなく分かる気がする」
と思いました。
アワビの旬はいつ?伊勢志摩では5月〜9月が旬
伊勢志摩のアワビは、5月〜9月頃が旬とされています。
三重県の観光公式サイトでも、伊勢志摩のアワビの旬は5月〜9月と紹介されています。
また、三重県のアワビ漁の漁期は1月1日〜9月14日。
近年の県の資源評価でも、アワビ類の漁獲盛期は4月〜9月とされています。
そのため、伊勢志摩で旬のアワビを味わいたいなら、春から夏にかけての5月〜9月頃を目安にするとよさそうです。
ただし、漁期や水揚げ状況は地域や年によって変わるので、旅行で食べに行く場合は、宿泊先やお店に事前に確認しておくと安心です。
妊娠中の伊勢旅行もいいかも
今回この話を見て、
「妊娠中に伊勢志摩へ行ってみるのもいいな」
とも思いました。
戌の日のお参りなど、妊娠中の節目に合わせて伊勢方面へ旅行するのもいいですよね。
伊勢神宮にお参りして、少し観光して、伊勢志摩の旅館でゆっくり過ごす。
妊娠中なら予定を詰め込みすぎず、体調を最優先にして、のんびりした旅行にするのがよさそうです。
「赤ちゃんが元気に生まれてきますように」
そんな願いを持って訪れる伊勢志摩旅行も、きっと思い出に残りそう。
伊勢・鳥羽・志摩の宿を探してみる
伊勢神宮へのお参りと一緒に、鳥羽・志摩方面まで足を延ばすなら、アワビなどの海の幸を楽しめる宿を探してみるのもおすすめです。
妊娠中の場合は、食事内容や移動距離なども確認しながら、無伊勢志摩でアワビを食べられる宿に泊まるのもおすすめ
「せっかくなら、本場の伊勢志摩でアワビを食べてみたい」という方は、アワビ料理を楽しめる宿に泊まるのもおすすめです。
伊勢志摩には、海女さんが獲った天然アワビや、伊勢海老などの海の幸を楽しめる料理旅館がいくつもあります。
伊勢志摩 温泉掛け流しの宿 ねぼーや 志摩別邸
海女さんが素潜りで獲った天然アワビを使った料理を楽しめるプランがあります。
「せっかく伊勢志摩まで行くなら、天然アワビを食べたい」という方にぴったり。
▶ 伊勢志摩 温泉掛け流しの宿 ねぼーや 志摩別邸 をcheck!里創人倶楽部 伊勢志摩
伊勢海老・アワビ・松阪牛など、三重県の名物を楽しめるプレミアム会席が魅力。
アワビだけでなく、三重の海と山の幸を一度に楽しみたい方におすすめです。
▶ 里創人倶楽部 伊勢志摩 をcheck!賢島の宿 みち潮
季節の懐石料理で、伊勢海老やアワビなどのブランド食材を味わえる宿。
朝夕ともに部屋食のプランもあり、ゆっくり食事を楽しみたい方にも向いています。
▶ 賢島の宿 みち潮 をcheck!料理旅館 丸寅
志摩・安乗にある料理旅館で、アワビなど伊勢志摩の海の幸を使った料理を楽しめます。
ホテルよりも「料理を目的に旅館を選びたい」という方におすすめです。
▶ 料理旅館 丸寅 をcheck!妊娠中に伊勢志摩へ旅行するなら、観光を詰め込みすぎず、おいしい海の幸を楽しみながら宿でゆっくり過ごす旅もいいですよね。
宿によってアワビの種類や料理内容、提供時期が変わるので、予約前にプランの詳細を確認しておくのがおすすめです。
▼ 伊勢志摩でアワビ料理を楽しめる宿を探す
▶ 伊勢志摩アワビを食べれるその他の宿 をcheck!
無理のない旅行計画を立てたいですね。
伊勢志摩のアワビをお取り寄せするのもあり
「伊勢志摩まではなかなか行けないけれど、アワビを食べてみたい」
という場合は、お取り寄せという方法もあります。
三重県のアワビは、刺身だけでなく、焼き物や蒸し物などでも楽しめます。
伊勢志摩の海の幸を、自宅で味わってみるのもいいですね。
※妊娠中の方は、生ものなどの食べ方について、産婦人科などの指示を確認し、安全に楽しんでください。
「目のきれいな子が生まれますように」という願い
三重県の妊婦さんとアワビの風習。
私自身も妊娠中にアワビをいただいたことがあるので、娘がお腹にいた頃のことを今でもよく覚えています。
私は一重で、夫は二重。
「娘はどっちになるんだろう?」
なんて、妊娠中からちょっと気になっていました。
そして生まれてきた娘を見てみると……
まさかの二重でした。
もちろん、アワビを食べたから二重になった、ということではありません。
アワビを食べたことと、娘の目の形に科学的な因果関係があるわけでもありません。
でも、
「目のきれいな子が生まれますように」
そんな願いを込めて贈っていただいたアワビを、妊娠中にありがたくいただいたこと。
それは今でも、私にとって大切な思い出です。
娘が二重だったこともあって、
「もしかして、あの願掛けが効いたのかな」
なんて、ちょっと思ってしまうんです。笑
もちろん本気でそう思っているわけではないのですが、こういう昔からの風習って、なんだかいいなと思います。
赤ちゃんが元気に生まれてきますように。
目のきれいな子になりますように。
そんなふうに、生まれてくる赤ちゃんのことを楽しみにしながら、周りの人がアワビを贈ってくれる。
そこには、赤ちゃんの誕生を待つ人たちの、温かい願いが込められているんでしょうね。
私にとっても、あのときいただいたアワビは、ただの食べ物ではなく、娘の誕生を楽しみにしてくれていた人からの「願い」の贈り物だったんだなと思います。



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